
地球に誕生してから現在まで、
さまざまな環境変化を乗り越え、
進化してきた人類。
生き抜く強さの起源にあるのは、
柔らかさ。
その柔らかさとともに、
私たちは今、立ち向かう。

- あの日私たちは、守られていた。
- この世に生まれ出るその瞬間。
はじめての大きな環境変化にさらされた
私たちの肌を守っていたのは、「胎脂」の力。
うるおって、ふっくら柔らかい。
優しく包み込み、
豊かに満たされていた肌の記憶。

- 今再び、立ち向かう。
- 私たちは、現在も過酷な環境にさらされている。
現代を生き抜く肌のために必要なもの。
それは、しなやかに
立ち向かうための、起源の柔らかさ。

- 「胎脂」に着想を得た
スキンケアを、私たちの肌に。 - 今日がはじまる瞬間から、夜を越え、
再び朝を迎えるそのときまで、
一日を通して、柔らかく、肌を守り続けたい。
それを担うのは、私たちを乾燥から守ってきた
「胎脂」に着目したスキンケア。
眠っていたその答えが、今目覚め、
新たな一歩を踏み出す。
可能性を追い求め、
進化を続ける「胎脂研究」。
始まりは、1994年。
とある新聞記事から。

30年以上前のある日、ひとりの研究員が
ふと目を留めたのは、胎脂に関する新聞記事。
私たちの誰もが持って生まれる保護膜である「胎脂」の、
にわかには理解しがたい神秘なる力。生後失ったその力を今、
もう一度まとうことができないだろうか。
そんな「希望」を胸に、壮大な胎脂研究が始まりました。
人類最初のスキンケア
「胎脂」とは。

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「胎脂」とは、おなかの中の赤ちゃんの
肌を覆っているクリーム状の脂。
おなかの中から外の世界へ。出生時にさらされる
環境の変化から肌を守るために、母のおなかで眠っている間に
つくられる「胎脂」は、羊水の中では肌がふやけるのを防ぎ、
空気中では乾燥から守る機能を持ちます。
研究チームが、
「胎脂」の生体機能を分析。

1997年 当社研究所調べ 新生児20名
胎脂を構成する成分も不明だった研究当初。
胎脂が持つユニークな特性を詳細に解明するべく、
大学病院協力のもと、新生児20名の胎脂をガーゼで採取し分析。
その結果、胎脂には成人皮脂と比べ、
「コレステロールエステル」や「セラミド」が
多く含まれることがわかりました。
着目したのは
その「保水性」と「抱水性」。

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赤ちゃんの皮膚の厚さは成人の約半分ほど。
バリア機能がとても弱く、肌の水分を逃しやすい。
また外部刺激を受けやすい状態にあります。
こんなにも未熟な赤ちゃんの皮膚を包み、守り抜く。
そんな高い機能が胎脂にはあるのです。
胎脂のもつ高い機能を模倣した、
化粧品開発に成功。

組成が判明した後も、製剤化への道のりは苦労の連続でした。
胎脂は様々な油剤で構成されているため、感触の悪さや
分離してしまうなどの課題と向き合う、試行錯誤の日々。
油の組成・配合成分・配合量のバランスなど、
探索を続けた結果、胎脂の高い「保水性」と「抱水性」を
模倣した化粧品の開発に成功しました。
私たち人類を支えてきた、胎脂の神秘。
その探求を続ける私たちも、
そしてそこから生まれる化粧品も、
その内にTAISHIを抱き、未来へと歩き続ける。